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【越後妻有】「大地の芸術祭」ならここ!1日でまわるオススメコース♪

2017/11/22
芸術

新潟県十日町市と津南町からなる越後妻有地域。この地域で3年に1度開催されるのが、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」です。地域独自の豊かな資源を活かしたアート作品や国際的に活躍するアーティスト作品が展示され、多くの人が訪れます。 芸術祭会期中以外でも「大地の芸術祭の里」として、広大な敷地に約200のアート作品が常設され、一般公開されているので、いつでもアート鑑賞を楽しめちゃうんです。 しかし会場となっているのは十日町市と津南町という二つの地域全体。作品数も多いので、どこから見ていいかわからないという方も多いはず。そんな方のために、「1日で回るなら見逃せないポイントはここ!」というおすすめルートをご紹介します!

十日町駅からレンタカーで出発!

十日町駅からはレンタカーが便利
十日町駅からはレンタカーが便利

上越新幹線「越後湯沢駅」から北越急行ほくほく線で「十日町駅」へ。東京からなら約2時間の距離です。ここから先はレンタカーを借りて移動することにしました。

芸術祭の里の玄関口「越後妻有交流館キナーレ」

近代的な美術館と温泉入浴施設(明石の湯)が併設
近代的な美術館と温泉入浴施設(明石の湯)が併設

十日町駅から車で5分。国道117号線から県道長岡千手線を左折してすぐの所にある越後妻有交流館キナーレは、「大地の芸術祭」のメインステージともいえる施設で、里山現代美術館と「明石の湯」という温泉入浴施設が併設するユニークな施設です。

「キナーレ」という名称は「来なされ」「着なされ」という、この地方の言葉から付けられたもの。「この場所に来てください」、そして十日町地方の特産品である着物を「着てください」という意味が込められています。

美術館内観
美術館内観

建物の設計監理は日本を代表する建築家の一人で、京都駅や札幌ドームの設計を手がけた原広司氏によるもの。正方形型で、真ん中が屋根のない池になっている2階建ての回廊です。

里山現代美術館のエリアは有料となるので、受付で入館料800円を支払って入ります。

水をお皿の上に垂らすと…
水をお皿の上に垂らすと…

身近なものをアートとして展示
身近なものをアートとして展示

美術館に入ってすぐの広いスペースには、その時どきの企画展が展示されています。このときは「水」をテーマにした展示やイベントが開催されていました。キラキラの水が撥水素材のお皿の上をコロコロと転がってきれい♪

企画展は限られた期間ごとに内容が変わります。

恋人同士みたいな椅子
恋人同士みたいな椅子

ふと頭上を見上げると、高い天井から人工衛星らしきものがいくつも吊り下げられていました。色合いがポップでかわいい! よく見ると、ザルや扇風機など、見覚えのある身近な物がたくさん利用されているのがわかります。

この「ゴースト・サテライト」という作品はスイスのゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガーというアーティストの作品で、十日町市内で集めた廃材、生活用品、農具を利用して作られているのだそう。

通路にさりげなく置かれていた椅子。左右の脚の長さが違っていてまるで仲良く寄り添っているようで、ステキです♡


ほかにもダイナミックなアート、体験型のアートなどたくさんありました。一つひとつの作品を丁寧に見ていくと、あっという間に時間が経ってしまいます。2時間くらいかけてじっくり見られるといいですね♪

天井から下がっているモビールは川面を表現
天井から下がっているモビールは川面を表現

館内にはカフェ「越後しなのがわバル」があります。緩くカーブした壁は書棚になっていて、天井からは川面を表現した無数のモビールが。そして、店内のテーブルをつなぎ合わせると信濃川の形になるんだとか。遊び心が各所に散りばめられたオシャレカフェです。

野菜と精進ものを中心とした身体にやさしい料理を味わうことができますよ。

【施設名】越後しなのがわバル
【営業時間】10:00~17:00(L.O.16:30、モーニング10:00~11:00、11:00~カフェ&食事)
【定休日】水曜
【電話番号】025-761-7371
【住所】新潟県十日町市本町6 越後妻有里山現代美術館[キナーレ]内

廃校全体がまるごと1冊の絵本に! 主人公気分で楽しもう

かわいい手作りの立て看板
かわいい手作りの立て看板

続いてキナーレから車で約20分の距離にある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」へ。
県道343号線~県道75号線~県道528号線のルートで進みます。大地の芸術祭の作品へのアクセスは、道沿いに案内板が立っているので迷う心配はありません。

これから始まる物語にわくわく♪
これから始まる物語にわくわく♪

案内に沿って進むと、手作り感溢れるかわいい「さなだ小学校」の立て看板を見つけました!

ここは、2005年に閉校になった真田小学校の校舎をまるごと利用した美術館。建物全体が、1冊の立体絵本になっているんです。ちなみに、美術館名にある「鉢」というのはこの美術館がある集落の名前。

絵本の世界へ迷い込む
絵本の世界へ迷い込む

かつては子どもたちが走り回った校庭は広い駐車場に。車を降りて、校舎の前に立つと、この味のあるたたずまいに思わず魅入ってしまいます。

真田小の最後の在校生がモチーフ
真田小の最後の在校生がモチーフ

受付は体育館の入り口。そこから一歩中へ足を踏み入れると、突然目の前に色とりどりの世界が広がります!

この絵本の内容が絵本と木の実の美術館に創り出されている
この絵本の内容が絵本と木の実の美術館に創り出されている

絵本作家・田島征三氏が、閉校になった時の最後の在校生3人を主人公にして描き上げた物語が、校舎全体に表現されています。

自分たちの学校がなくなるのは淋しいことだけれど、こんな風に思い出が形となってずっと残っているのって、ステキですね。

ちょっとせつない気持ちと、ほっこり温かい気持ちを味わいました。各部屋にお話が展開していき、最後の部屋では驚きと希望いっぱいのラストシーンへとつながります。

館内には、ストーリーの説明はどこにもありません。作者の田島征三さんの「作品を見た人が自由に想像力をはたらかせてほしい」という意図なのだそうです。

展示を鑑賞した後、物語を詳しく知りたくなり、館内で販売していた絵本「学校はカラッポにならない」(667円+税)をお土産に購入しました。

元校長室はカフェ「Hachi Café」に
元校長室はカフェ「Hachi Café」に

サンドプレートセット(1,000円)
サンドプレートセット(1,000円)

絵本と木の実の美術館には、人気のカフェ「Hachi Café」があります。かつては校長室だった部屋に、教室で実際に使われていた椅子や机がリメイクされました。

この日のランチに、季節によって内容が変わる「サンドプレートセット」をチョイス♪
鉢集落で採れた旬の野菜を使った料理はどれもやさしい味。素材にこだわったスイーツやドリンクもそろっています。

【営業時間】11:00〜16:00
【定休日】水・木曜休館(祝日の場合は翌日)、11月末~4月下旬まで冬囲いのため閉館

日本家屋と光のアート!空を眺める贅沢なひととき♪

次に向かうのは、第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000年)で生まれた、光のアーティスト ジェームズ・タレル氏の作品「光の館」。
絵本と木の実の美術館からは車で約25分です。

光と影のコントラストがくっきり
光と影のコントラストがくっきり

この建物は、アメリカ・ロサンゼルス生まれの光のアーティスト、ジェームズ・タレル氏の作品です。彼の作品は金沢の21世紀美術館や直島の地中美術館でもおなじみですが、宿泊ができるのは世界で唯一、ここだけです! 宿泊予約はすぐに埋まってしまうそうですが、この建物は宿泊施設であると同時に美術作品でもあるので、見学も可能です♪

重厚感のある日本家屋から、四角く切り取られた空や庭の風景を眺めることができます。外の明るさと屋内に差した影のコントラストが、アートな気分を盛り上げてくれます。

宿泊者だけが体験できる浴室の光のアートもあるそうです。次回はぜひ泊まってみたい!

まつだい駅の目の前に水玉模様が!

カラフルでポップな水玉模様のオブジェ
カラフルでポップな水玉模様のオブジェ

本日最後の目的地「まつだい農舞台」です。能舞台ではなく、農舞台。その名前だけをみても期待に胸がふくらみます♪
まつだい農舞台は、光の館から国道253号線経由で約30分。ほくほく線まつだい駅のすぐ近くにあります。

部屋全体が黒板でできているという発想に驚き
部屋全体が黒板でできているという発想に驚き

農舞台の近くまで来ると草間彌生さんの「花咲ける妻有」という作品がお出迎え! 屋外に常設展示されているので、いつでも自由に見ることができるんです。

農舞台は屋外展示がたくさんあるので、入館しなくても周辺のアート作品を楽しめます。農舞台の中心は「まつだい雪国農耕文化村センター」。この館内もとてもユニークだと評判です。さっそく中へ!

中に入ると出入り口がわからなくなるトイレ(!)
中に入ると出入り口がわからなくなるトイレ(!)

学校の教室を模したこの部屋は、床も壁も机もすべて黒板でできていて、どこにでも自由に落書きが可能なんです。思わず童心に返ってチョークで床にお絵かきをしてしまいました。

館内のトイレは、出入り口の扉と個室トイレの扉が全く同じデザインになっているので、一度中に入ると、どこが出口かわからなくなるというユニークさ。一瞬、出口がなくなったような錯覚に襲われてしまいました。そーっと、一つ一つの戸を手で押して無事、脱出しました。

イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」
イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」

この農舞台は、屋内だけでなく裏の里山にもたくさんの作品が展示されています。林の中に展示されているものもあるので、全部回るならちょっとしたハイキング気分で回ってみてはいかがでしょうか♪

「越後妻有 大地の芸術祭の里」には、今回ご紹介した以外にも多くのアート作品が常設で展示されています。今回は見所を絞って紹介しましたが、全ての作品を見ていたら、1日では回りきれません!

「リピートして全部制覇したい!」と多くの人が繰り返しこの地を訪ねてしまうのも納得です。

ちょっとアートに触れてみたい……そんなときは、ぜひ「越後妻有 大地の芸術祭の里」を訪ねてみませんか♪

【URL】http://www.echigo-tsumari.jp/

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提供:ナビタイムジャパン

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