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【佐賀】気分はインディ・ジョーンズ!巨大窯元ガレージでお宝うつわハント@幸楽窯

2017/12/16
その他

朝ごはんのまあるいパン皿。がっつりご飯がかきこめるどんぶり鉢・・・。きっとあなたの生活に無意識に溶け込んで、お気に入りになっているうつわってありませんか?やきもののふるさと・佐賀県有田町で出会ったのは、目もくらむような数の有田焼が眠る巨大倉庫!今はもう作られていない貴重なうつわたちが、あなたの手で掘り出され、食器棚に加わるのを今か今かと待っています。訪れた人だけが手に入る、めくるめくうつわの「トレジャーハンティング」へさあ出かけよう♪

“ハッピー”な出会いの予感に期待!

佐賀県有田町。有田駅から車で数分の「有田焼卸団地」の近くで見つけた、大きな陶板製の「幸・楽・窯」の3文字。これが見えたら、旅の目的地「幸楽窯」はすぐそこです。ハッピーな字並びに、素敵なうつわと出会える予感がしてならない・・・♡

たくさんの思い出がつまった「場」も受け継がれている。
たくさんの思い出がつまった「場」も受け継がれている。

幸楽窯は、創業150年以上の歴史をもつ老舗窯元。出迎えてくださったのは陶工であり、幸楽窯を営む徳永陶磁器の代表でもある徳永隆信さん。案内してくださった建物は、ピンクやイエローのペイントがかわいいクラフト感あふれる平屋。聞けば幸楽窯は元小学校の建物を移築してつくられているのだそう。

いよいよ工場内へ突入~!
いよいよ工場内へ突入~!

そんな幸楽窯で楽しめるのが、膨大な数の有田焼ストックが眠るガレージから一期一会のうつわ探しが楽しめるアクティビティ「トレジャーハンティング」。多くの窯元がある有田の中でもこのよう体験ができる場はめずらしく、海外からの観光客も多く訪れる人気となっているそう。

巨大倉庫へ!そこで目にしたものは・・・

向こうまでうつわがずらーーーーーっ
向こうまでうつわがずらーーーーーっ

ひとたび倉庫に足を踏み入れると、箱箱箱!そして、その中に入ったティーカップや、さまざまな形のお皿の数々!そのケタ違いのストック量には圧倒されるばかりで、どこから見始めたらいいのやら。中には、現代の製法ではつくることのできない貴重なデッドストックも眠っているそう。もちろんすべて有田焼。こんなうつわの世界があったなんて・・・!

壮大なうつわアドベンチャーの主演はあなた♡
壮大なうつわアドベンチャーの主演はあなた♡

この光景を見て、連想したのは映画「インディ・ジョーンズ」。トレジャーハンターの考古学者インディが未開の地の秘宝を求めて冒険する人気アドベンチャーシリーズです。ムチと帽子がトレードマークのインディに対して、ここでは買い物カゴと軍手がマストアイテム。もちろんどちらも貸してもらえるのでご安心を。トレハンに訪れたある外国人は、情報を仕入れてヘッドライトを持参した人もいるとか。やる気十分です(笑)

「トレジャーハンティング」は電話かネットでの予約制(当日予約は平日のみ可)。

まずは5千円コースと1万円コースから選びます。1万円コースが黒色、5千円コースが黄色の買いカゴを渡されてからハンティングスタート。それぞれのエリアからカゴ一杯になるまでうつわハントが楽しめます。
選んだうつわの梱包はセルフで。お持ち帰りもOKですが、着払いでの宅急便も受け付けてもらえるので、ついつい選びすぎても安心♪

時間に余裕がある方は、ハンティングの前に約15〜30分の「工場ツアー」(別途有料・要予約)に参加してみるのもおすすめ。うつわの作り方や焼き物を選ぶポイントを教わりながら、やきもの選びの目を養いましょう!

◆トレジャーハンティング・工場ツアー予約はこちらから◆
電話:0955-42-4121(幸楽窯:トレジャーハンティング受付係まで)
お名前/人数/連絡先電話番号/交通手段をお伝えください。
WEB:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000185347/または
http://kouraku.jp.net/reserve-treasure-hunting/

あれもそれも・・・あ、これも♡夢のうつわバイキング

同じ図柄で形違いがある場合もあり、シリーズ揃えもできる!
同じ図柄で形違いがある場合もあり、シリーズ揃えもできる!

5千円コースの倉庫には、普段づかいしやすいような使いやすい大きさ・形の和食器が多め。これを機会に家のうつわを有田焼で揃えたい!という方にはおすすめです。

倉庫内には、「仕掛り品」という製作途中のものも多く紛れているんだとか。一般的なうつわ市場では絶対に見つけることのできない逸品に出会えることもトレハンの魅力。たとえば、下のお皿のフチには白い図柄が描かれてますよね。これはもともと余白に絵が入る予定だったのだそう。今見てみれば、このままのほうがシンプルで使いやすいのかも。

う~ん、これは難易度高し!
う~ん、これは難易度高し!

時にはふだんは見かけないような個性的なお皿との出会いも叶うトレハン。使い方にマニュアルはなし。どうやって使おう?と考えるのだってワクワクする時間。

そういえば、お魚系居酒屋さんのディスプレイで見たことあるような。
そういえば、お魚系居酒屋さんのディスプレイで見たことあるような。

うつわと同時に気になったのが、この大量のレトロな木箱。うかがったところ、これは「トロ箱」といって、その昔水産業者が海産物を運搬するために使っていた箱で幸楽窯が佐世保の魚箱専門回収業者さんから購入したものだそう。多い時には月に500個~1000個ほど購入。最初は魚臭いので3ヶ月ほど天日干しして使ったそうです。

現在、やきものの運搬にはプラスチックのコンテナが使用されていますが、倉庫には当時のトロ箱が大量に残っていて、ここだけ時間が止まっているような感覚に。

かわって1万円コースは、カラフルな絵付けや凝った形のものが多く、旅館の懐石料理で見るような小鉢や豆皿なども見つけられます。食卓がパッと華やぐようなうつわをお探しの方はこちらのコースがおすすめ!

トロ箱にモリモリのうつわたち。軍手をはめて丁寧に掘り出してみると思わぬ1点ものとの出会いが期待できるかも。蓋付きのうつわは、蓋なしor蓋のみの持ち帰りもOK。蓋だけ残ったとしても、それが誰かのお気に入りになるかもしれない。そんな枠にとらわれない考え方は幸楽窯ならではといえるかもしれません。

透き通るようなツヤのある白磁の美しさにうっとり。
透き通るようなツヤのある白磁の美しさにうっとり。

真剣なハンティングモードの合間に、微笑むお福さんのお皿と目が合ったり、ペンギン親子にほっこりしたり♪

幸楽窯からおもしろいモノコト、ぞくぞく!

怖い顔してしっかり実用的。
怖い顔してしっかり実用的。

幸楽窯では、国内外からアーティストを一定期間招き、滞在中のアート活動を支援する「アーティストインレジデンス」や、さまざまなアーティストとのコラボレーションが盛んに行われています。そのため、アート色の強い斬新な有田焼に出会えるのも魅力。
こちらはなんとスカルの有田焼!ワイングラスとして使えるそう。頭部分が蓋になっていて、そちらはおつまみ入れに。ROCKなモチーフも、藍色の絵付けで上品に昇華されています。

最近では、お笑い芸人でもあり絵本作家でもあるキングコングの西野 亮廣さんが描いた人気絵本「えんとつ町のプペル」のイベントを工場内で開催。絵本のイラストを陶板に焼き付け工場に配置。やきものの町ゆえ実際にえんとつが多く存在する有田町で、絵本がもつ幻想的な世界観を再現したそうです。

ころころっとした箸置きもキュート。
ころころっとした箸置きもキュート。

有田焼創業400年を迎えた2016年には、日本でも人気のあるスウェーデンの陶芸家「リサ・ラーソン」の猫モチーフとコラボレートした豆皿を制作。まるまって眠る猫たちの表情、たまりません。。。

食器には、STIM(スティム)=魚の群れ という名前がついているそう。
食器には、STIM(スティム)=魚の群れ という名前がついているそう。

リサのヴィンテージを現代に再現した新作シリーズも登場しています。個性のあるお魚フォルムに青色の釉薬と手描きの線が映える、愛らしいデザイン。使いやすい小さめのサイズに作り替えることで、食卓での使いやすさに配慮しました。

2016年の「りさや」は大盛況でした!
2016年の「りさや」は大盛況でした!

2016年に幸楽窯で開催されたリサラーソン展期間限定ショップ「りさや」は、有田焼とコラボレートしたグッズや、おなじみ胴長ねこの「マイキー」などキャラクターグッズが大集合して大にぎわい!2018年5月も開催予定だそう。今から楽しみですね!

ほかにも、工場をひとつのレストランに見立てフレンチシェフのコース料理を有田焼のうつわで頂くイベントを開催したり、有田焼の柄を転写したネイルシールを開発したり。次から次へと新しいアイデアが泉のようにあふれ出す幸楽窯。目が離せません!

カワセミVS〇〇〇!父と子のやきもの対決

かわいらしい佇まいに思わず手に取った「醤油さし」は、徳永社長のお父さまがつくったものだそう。色鮮やかな野鳥「カワセミ」がモチーフになっていていて、注ぎ口をくちばしに見立てたデザインはお見事!でもこのカワセミの男らしい目元、息子である徳永社長は気に入らなかったんだそう(笑)。

「なんでこんな鋭い目にするのか、全然わからなくって(笑)。だから僕は対抗してこれを作ったんですよ~。」
そう言って見せてくださったのが、、、

その後うさぎちゃんは大家族になりました。子供多すぎ・・・?
その後うさぎちゃんは大家族になりました。子供多すぎ・・・?

うさぎちゃん!にんじんを抱える姿が愛らしすぎます。まんまるの目に無垢な表情。淡い色付けといいマットな質感といい、同じ醤油さしなのにカワセミとは全く違う作風に、職人魂を見せつけられた気分。父と子のちいさなちいさな陶工バトル。よきライバルとして認め合う、父と息子の姿が見えた気がしました。

いつもの食卓にちょっとうれしい名脇役

持ち手の柄も渋かわいい♡
持ち手の柄も渋かわいい♡

「家庭に幸いを、食卓に楽しさを」を社是とする幸楽窯。その商品アイデアは、身近な食卓から生まれることも。
今から30年ほど前、「ヨーグルトを食べるとき、金属のスプーンを使ったら口当たりが堅くて嫌なんだよ」という会長の一声をきっかけに生まれたのがこちらのレンゲ。以来、スプーンを含めると年間15,000本以上生産されているそうで、幸楽窯のロングセラー商品なんだとか!匙の首もとは計算された角度で、最後まですくいやすい形に。耐久性もあるので有名料亭でも多く愛用されているとか。

社長が1本プレゼントしてくださいました!
社長が1本プレゼントしてくださいました!

取材の記念にこちらのレンゲを頂いて実際に使っているのですが、本当に使いやすくて食卓に引っ張りだこ。食べなれたインスタントラーメンも、このレンゲひとつでなんだか楽しい気分に(笑)
幸楽窯を訪れたら、ぜひこちらのレンゲを見つけてみてくださいね。

ずっと大切にしたいうつわ探しの旅へ

400年の歴史をもちながら、現在も新たな時代に向けたやきもののづくりに励む有田町。受け継がれた技術を土台に、従来のうつわのイメージに新たな風を吹き込む幸楽窯さんのチャレンジは、10年後、100年後の有田の町の風景を変えていくのかもしれません。
何年後かに「あのうつわ、昔この倉庫で掘り出したんだよ。」なんて、誰かに語りたくなるとっておきのうつわを探しに、幸楽窯をたずねてみませんか?

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